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製品情報

SCCA2キット

[臨床性能試験成績]

これらの値は対象群の例数、年齢群など種々の条件下で変動する可能性がありますので、アトピー性皮膚炎の診断および重症度の評価は、主として個々の皮疹の観察・評価に基づき、血清SCCA2 値も一つの目安として総合的に判断してください。

参考基準範囲及び重症度の目安

血清SCCA2値 中央値
参考基準範囲 1.6 ng/mL未満 0.8
軽症 1.6 ng/mL以上 2.6 ng/mL未満 2.0
中等症 2.6 ng/mL以上 6.0 ng/mL未満 3.5
重症 6.0 ng/mL以上 10.8

重症度別測定値

0 歳から15 歳の非アレルギー児159 名およびアトピー性皮膚炎患者176 名の血清検査値を集計・解析しました。
アトピー性皮膚炎の重症度の指標としては、Objective-SCORADを用い、スコアが15未満を軽症、15以上40未満を中等症、40以上を重症と分類しました。
血清SCCA2 値はアトピー性皮膚炎の重症度に応じて有意に高値となりました。一方、対照検査項目の血清TARC値及び 血清総IgE 値は概ね重症度に応じて高値となるものの軽症と中等症間では有意な差はみられませんでした。
血清SCCA2値は、従来の血清検査より重症度に反映して有意に上昇することが示唆されました。

SCCA2 TARC IgE
重症度 例数 中央値
(ng/mL)
p値 中央値
(pg/mL)
p値 中央値
(IU/mL)
p値
非アレルギー児 159
(IgEは151)
0.8 - 341 - 39.4 -
軽症 56 2.0 1)<0.001 885 <0.001 282 <0.001
中等症 60 3.5 2)<0.01 897 NS 652 NS
重症 60 10.8 3)<0.001 2530 <0.001 1869 <0.001

1)vs非アレルギー 2)vs軽症 3)vs中等症
NS:p>0.05 (Steel-Dwass)

ROC解析